4月10日、大阪のタワーマンションで、子供の転落事故が起きた。
43階からの転落らしい。
階数の問題ではなく、マンションの子供の転落は多い。
一戸建てだって、2階、3階から落ちたら、大変である。
とにかく、小さな子どもがいる家庭では、注意や対策が不可欠である。
現代の子どもたちは、高さへの恐怖心が低くなっているらしい。
そして、以前、僕はこんな記事を書いたことがある。
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我が子を転落から守る!
手摺の高さ、法的基準
・バルコニー ⇒ 1メートル10センチ以上。
・窓の床の高さ ⇒ 特にない。
しかし、マンションでは角住戸の場合、手摺を付けたり、開口制限する。
空気を入れ換えする程度の開口ができれば、良いと思えば、開口制限がより安全度が高い。
転落原因の多くは、手摺前の物!
手摺の高さは法的基準、そして窓には手摺がある。
しかし、手摺前に物が置かれていれば、足かけとなり、手摺の高さは低くなる。
そして、足かけとなるものは、このようなものがある。
バルコニー手摺前に、室外機やプランター、
窓前は家具等が置かれている、
だから、まずは、ここに注意したい。
ハイサッシマンションはとくに注意。
10年位前だろうか、ハイサッシのマンションが多くあった。
ちなみに現在は、とても少なくなった(コスト削減が大きな理由であろう)
ハイサッシとは、
高さのある大きな窓を計画し、日照や開放感がより得られるようにしたもの。
その為には、構造フレーム(柱と梁)をバルコニーの先端に計画し、
更に、梁を天井から下げるのではなく、床から上に向けるように計画する。
いわゆる「逆梁」と、言われる計画だ。
ハイサッシにしたのに、梁が下がっているようでは、効果が半減する、だから、このようにする。
そして、注目はココ、
逆梁の高さも手摺の高さとして、数えられる。そして、梁には巾があり、容易に上がれる。



これでは、子どもが登らないよう注意するしかない。
そして、これを、OKとしている建築基準法にも問題があると言えるかもしれない。
じゃ、どうやって我が子を守る!?
転落の原因とは別に、要因として、「ちょっとした、隙に・・・」という例が多い。
そして、それを考えると、
容易に窓を開けられないように加工する。
これが、良いんじゃないかと、僕は思う。
で、こんなのがあった。
介護用として、徘徊防止への対策である。



転落への危険は、3才~10才位までの期間、おおよそ7年くらいだろう。
そんなに長い期間でもない。
お母さんやお父さんが家事等で夢中になっている時は、キーを施錠する習慣にする。
というより、常に鍵(キー)を閉め、必要な時に開けることでもいい。
我が子を守る、意識。転落だけではないけど・・・、
改めて、考えてみてはどうだろう。
それでは、
-のしろ
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