『辞書作りと家』 映画「舟を編む」より。

2017年6月20日
さいたまスタバより
from 野城

今更であるが、2013年に上映された映画「舟を編む」、先日、ビデオで視聴した。
家と重ねて併せ、感じることがあったので、それをあなたにお話しようと思う

辞書にこだわりをもったことある?

「舟を編む」辞書を作りを背景にした、ヒューマンドラマ。
この映画を観た人、本を読んだ人、僕と同じように、辞書の存在価値をあらためて感じたんじゃないかと思う。

僕は、この映画を観るまでは、辞書はどこでも一緒と思っていたところがある。
学生時代から思い起こしても、辞書選びにこだわったことはないし、本屋さんで、パラパラと確認し、「見やすそうだから、これでいい。」みたいな感覚で選んでいた。今思うと、こんなことだから、勉強ができなかったのかもしれない。

この映画を観ると、辞書作りは、僕が感じていたような、そんな簡単なものでないことがよくわかる。
言葉に興味を持ち、愛着をもち続け、それが、1年や2年ではなく、10年以上もこだわり続け、一つの辞書ができる。だから「どこでも、一緒」というのは、おそらく間違いであろう。

高校生の時、「洒落」の漢字がわからず、辞書(岩波書店)で調べ、大笑いしたことを思い出した。「洒落」の例文には、「へたな洒落はやめなしゃれ」と書いてあったのである。
 
あれから、33年経った今、辞書制作者の苦労が、ようやく実感できたように感じる。

家はどうだろう。

家も、住まい手によって、家の雰囲気がまるっきり異なる。
注文戸建のような、最初から住まい手の要望が盛り込まれた家に限らず、分譲住宅でも住まい手が異なれば、家の雰囲気が変わる。
もちろん住まい手の嗜好によって家の雰囲気は変わるが、それだけではない。家の空気(気のような)がそれぞれ違う。
きっと、愛着をもって、住まうことで、どんどん、その住まい手の気が、家にしみこんで行くのだろう。

これは、前に同じようなことを書いたので、下記の記事を読んでほしい。
人のぬくもりと家

今は「家=資産価値」これが重要視される、、、というか左右されてしまう。これも家を買う上で大切ではあるけれど「ここで暮らす」ということを大切に、住まいと付き合って欲しいと思う。自分らしい暮らしを実現させるためにもね。これが家をもつ意義の一つだと思うよ。
 
 
PS
この映画の主人公が暮らしている家が、僕がお世話になったお客様のご実家(旅館)なんですね。
「スグ近くなんで、寄っててください」と、お客様からお話頂き、寄ってみたことがある。そんな経緯があり、今更ながら「舟を編む」を観たいと思ったのです。

画像:映画「舟を編む」より出典。
 
 
それでは、
-のしろ
 
 

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