杭事件から、あらためて内覧会の目的を考える。

2015年10月22日
ーオフィスより
 
工事は常に時間との戦いでもある。
これは、正直な話し。
住まいの調査団の内覧会向けのメッセージにも書かしてもらっている。

建築は工期という時間の区切りをもとに進められる。

どんな仕事でも「いつまでにやる」という区切りは当然のこと、
これは、あなたの仕事でも同じであると思う。
そして、区切りがあるから、それに向かって進めることができるともいえる。
それは、建築工事も同じ。一般建築が、ガウディのサグラダファミリアのような状況では困ってしまう。

建築では、大勢の人がその現場に関わり、大きな建物になれば、なるほど、人が増える。そして、それを調整し、工期までに滞りなく進めるのがゼネコンの手腕とも言えよう。また、その中で、悪天候が続く、また、トラブルで資材が入らない、こんなことで、工程を組み直すことは日常茶飯でもある。
しかし、特別な事情が無い限りは、後ろが延ばされることはない。

これも、どんな仕事でも同じであると思う。例えば、ひとつのプロジェクトを進めている途中に、トラブルがあったので、期日を延ばしてほしい。これは、仕事として基本的にはNGだろうから。
 

時間とお金と圧力(監理)が負の連鎖を起こす場合もある。

マンションの関係はこんな感じだ。
事業主(不動産会社)>ゼネコン>各工事業者>その下請け工事店>労働者

そして、時間とお金と圧力(監理)のバランスが崩れると、負の連鎖を引き起こす場合がある。
こんな感じに。
トラぶった、でも時間がない、怒られる、やり直しはお金もかかる。信用を無くす、仕事がなくなる。
いいや、言わなければわからない、そのままにしちゃえ。

造り手の構図として、表向きは企業間の関係だけど、仕事をしているのは、人と人。
だから、それが、良いように行けばよいけど、そうでない時もある。

ここでは、圧力と表現しているけど、圧力というのは良い意味もある。
仕事と時間の関係について、厳しく指導するのはゼネコンの役目だし、これが、だらしないときちんとしたものはできない。
 

あらためて、内覧会の目的とは、

今回の杭事件の全貌は定かでないけど、少しはこのようなことが関係していると思う。
これは、とてつもなく大きなことで、他にも例がないことを願うばかり。

で、最初の「工事は時間との戦いでもある。」にもどろう。
時間に追われると、思った以上の馬力を発揮することもあるけど、そうではなく、仕事が雑になることもある。
実は、住まいの調査団が内覧会のサポートを始めたのも、これが切っ掛けです。
工事は、常に時間との戦い。それに対して、買い手である契約者ができることは、内覧会しかない。しかし、建築は専門性が高く、分からないことも多い。
こんなことから、あなたとプロが一緒に内覧会に立会いをする、というサービスが13年前にスタートしたんですね。

時間と仕事。これは密接な関係があります。

それゆえ、住まいの調査団・アスナロデザインでは、スタッフ、一日一組を原則にし、掛持ちの仕事を廃止したんです。
これは、小さい会社だからこそ、できることなんですね。まぁ、儲からないですけど(笑)

私の内覧会への思いは下記にて、
内覧会を迎えるあなたに・・・。

それでは、
ーのしろ

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