ホームインスペクションとは、

最近、一戸建て内覧会では、ホームインスペクションという言葉をよく聞くようになった。
しかし、一般社会では、認知度の低いワードであると思うが・・・、

インスペクションとは、検査、調査の意味がある。
ホームインスペクションで、家の検査、調査となる。

昔はただの同行者、今はインスペクション

僕がこの仕事を始めた13年前は、インスペクションなんて言葉はなく、お客様と一緒に同行する、ただの同行・立会い人であった。

だから、始めた当初は、いきなり「なんで、関係の無いやつがいるんだ!」と罵倒されたり、お客様の見えないところに連れていかれ「余計ないこと言うんじゃねっ!」など恫喝されることもあった。

時には、お客様に向かって「うちが信用できなねなら、手付け返すから、解約してもいいんだ!」と喧嘩ごしで、暴言を吐く場面に遭遇したこともある。
そして、それに対して、僕たちも、同じような言葉で応戦していた頃もあった。
 

逆に、不動産業者さんの立場になれば、気に入らないのもわかる。

・建築基準法に対する検査ではない。
・保険や融資を受けるための検査でもない。

だから、なんの権利があって、うちの建物をチェックする必要がある?
という感じだったと思う。

ようはお互いの立場が異なるゆえに、うまくかみ合わないコトが多くあった。
現在も、かみ合わない時が多々あるが、しかし、昔のような、言い合いになることはない。
これも、ホームインスペクションという立場が、徐々に浸透して来たからなのかもしれない。また、多くの経験から、僕たちの立場や役目を伝えられるようになったのかもしれない。
 
 

インスペクションを含む、ホームコンサルティング

インスペクターの意味を、JMAC(日本能率協会コンサルティング)から、引用すると、

インスペクターはサービス業、小売業、消費財製造業でコンサルティングの経験がある者が担当。
インスペクションの視点、問題把握を業界特性にマッチさせ的確な改革課題設定を行うことができる。

とある。
僕も、まさにこの通りであると思う。
 

ホームインスペクション=家の検査、調査となるが、これだけにあらず、いろんな状況に応じて、アドバイスできるような存在でなくてはいけないと考えている。
ようは、ホームインスペクションは、家の調査報告だけではなく、それぞれの状況に対して、その人に沿ったアドバイスができる専門家である。

売買におけるインスペクションでは、買主・売主に対して、
内覧会におけるインスペクションでは、供給者や契約者(お客様)に対して、

ただ、検査、調査することだけが、ホームインスペクションではなく、
インスペクションを含む、ホームコンサルティングであるべき・・・・と、
僕は考えている。
 

中古住宅売買のインスペクション義務化

2年後、中古住宅市場の活性化をはかるため、中古住宅を売る場合、ホームインスペクションが義務化される。
それに対する、資格制度やどの程度の検査内容になるか、まだ不透明だが、おそらく、中古住宅のフラット35利用における審査よりもハードルの低い、内容になると考えている。
そして、インスペクションの業務を、建築士法における職務として「建物調査=インスペクション」と定義することも考えられる。

今は「ホームインスペクター=建築士」という定義はない。
しかし、ホームインスペクションを依頼する立場から考えたら、「ホームインスペクター=建築士」という認識であると思う。
あなたはどうだろう?

そろそろ、ホームインスペクションの職務をどこに置くか、きちんと定義付けをしてもいい時期にきているのかもしれませんね。

P.s
実は、僕はインペクターという響きはあまり好きでなく、ホームコンサルティングでありたいと考えている。
 
 
それでは、
-のしろ
 
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)