【戸建てに住まう】ベランダにプールができた!

一戸建てライフ)ベランダ防水の話 一戸建てに住まう

ベランダはできれば広い方がいい。いろいろ利用できて暮らしの幅も広がる。しかし、家の一部として利用できる外部空間は水への管理が大切になる。「ベランダにプールができた!」こんな優雅なタイトルだけど話は堅い。防水の話、ぜひあなたに読んでもらいたい。

FRP防水は万能なのか?

木造のベランダや屋上施工では一般的な防水方法がFRP防水。
FRP防水とは、ベランダや屋上の床を塗装によりプラスチック状に施し雨水の浸透を防ぐ防水になる。

FRP防水のいいところ。

  • 軽量
  • 熱に強い
  • 腐食しにくい
  • 厳しい屋外環境においても劣化がしにくい。

木造住宅においては軽量は耐力的に有利。その他は外部の使用材料として必要不可欠な特徴になる。

夏場には注意してほしい。

床が高温になる。

熱に強い反面、夏場の表面温度はものすごい高温になる。だから不用意にスリッパも履かずにバルコニーに飛び出すと「あっちちち、、、、」と足が大変なことになる。夏は必ず外履きを用意して出てほしい。

室内温度上昇の原因に。

床からの照り返しの光や空気温上昇により、部屋の温度上昇の要因になる。夏場だけでも軽いマットを敷いてあげるとよいかもしれない。固い素材であるとFRP防水への傷の要因になる恐れがある。

面積の大きい場所は苦手。

10㎡以下(約6帖)であれば問題がないが、10㎡以上になると施工方法も注意が必要になる。20㎡超はNGだ。屋上計画がある場合は広さに注意したい。面積が広いと建物の揺れに対し、防水塗装の追従できずひび割れの原因になる。

屋上は暮らしの幅が広がる。これは間違いない。しかし、防水を考えると広さに関わらず木造住宅の屋上計画には懸念ある(これはあくまでも僕の意見である)

排水溝は日常的なお手入れを。

排水溝にゴミが溜まる。更に運悪く水抜き穴が機能せず(または水抜きがない)豪雨時にプール状になってしまうことは避けなくてはいけない。水カサが上昇することで建物内への浸水の懸念もある。
この対策はホントに簡単なこと。掃除すれば良いだけの話。ぜひ習慣化してもらいたい。

雨漏り事例は多い。

前述にFRP防水の特徴をあげたが永年続くワケでない。防水の補償は10年間。厳しい外部環境にも強いとあるが南や西の日差しは劣化原因のひとつになる。表面にひび割れのような現象があれば早期にメンテナンスの検討をした方がよいだろう。

戸建てライフ)ベランダ防水の話。

FRP防水は木造住宅にとって優れた防水方法であることは間違いない。しかし万全はない。メンテナンスが必要。
メンテナンスには「予防」と「補修」があるが、防水処置には「予防」が好ましいと僕は考えている。
(劣化してからの補修ではなく、10年を超えたら予防としてのメンテナンス)

入居してから間もない頃は家への意識が高い、でも年々家への意識が薄れてくる。これは普通のこと。しかし、何かあってからでは大変な事態になることもある。
外周りの点検と予防処置。ぜひ意識をすることを続けてほしい。