【マンションに住まう】戸境壁、これをしてはダメ!

【マンションに住まう】戸境壁、これをしてはダメ! 未分類

マンションではキューブ状のコンクリートを並べ、積み重ねていくような住まい形態となる。そしてこのキューブ状のコンクリートが構造躯体となる。『戸境壁、これをしてはダメ!』あなたと一緒に考えてみようと思う。

戸境壁を確認してみよう!

今回は戸境壁の話。
あなたのマンションの戸境壁。どんな構造であるのか意識をしたことがあるかな?

それでは早速、戸境壁を確認してほしい。
ちなみに戸境壁とは、部屋と部屋の間仕切り壁のことではないよ。
お隣のお住まいと接している壁のことだから、間違わないで!

確認方法は簡単。必要なものはあなたの「拳」だけ。

【マンションに住まう】戸境壁、これをしてはダメ!

★戸境壁を拳で【軽く】コンコンと叩いてみよう。
※注意:決して強く叩いてダメ。隣の人が驚いてしまうからね。

どんな感じの音がした?
1.コツコツと堅い感じの壁
2.軽い感じで空洞感のある音の壁(*a

1.コツコツと堅い感じの壁のお住まい

あなたの戸境壁はコンクリート直(じか)壁
コンクリート壁にモルタルで平滑処理をし、その上に直接壁クロスを貼っているタイプ

2.軽い感じで空洞感のある音の壁(*a

あなたの戸境壁はコンクリート戸境壁にプラス壁を造作しているタイプ。
*a)タワーマンションや内廊下のマンションでは「乾式遮音耐火壁」が上記の他にある。
「乾式遮音耐火壁」については次の機会にお話したいと思う。

2つの戸境壁、メリット・デメリット

さて、この2つの壁に大きな違いがあることはご存知だろうか。
それは下記の違いになる。
1の壁は共用部(構造躯体)であること。
2の壁は専有部であること。

1の壁(直壁)って、何?

1の壁(直壁)は、あなたの住まいの一部でありながら専有できる壁ではない。
直壁の戸境壁にお住まいのあなたは、こんなことを感じたことがあるかもしれない。
「コンセント、この壁(戸境壁)にあればいいのに!」
「エアコン、この壁(戸境壁)に付けられたら、効率的になのに!」
あなたの暮らしのニーズを満たせない壁になることもある。

それ対して、2の壁はあなた所有の壁になる。
それゆえに、コンセントが戸境壁側に設定しているケースも多い。

ココまででは、2の壁が暮らさやすさでは勝ると考えるに違いない。
しかし、2の壁もデメリットがある。
それは部屋の有効面積が、1の壁と比べると狭くなる(全く同じ面積のお住まい)
コンクリート戸境壁に更に造作壁を造ることで、実際に利用できる部屋内寸法が1の壁よりも狭くなる。
寝室となる洋室では家具配置、動線などシビアなケースも多く、7㎝ほどでも広くなれば暮らしやすくなることもあるだろう。

【マンションに住まう】戸境壁、これをしてはダメ!

  

戸境壁メリット・デメリットまとめ

メリット

1の壁:部屋の有効面積が広い
2の壁:専有部であり壁利用が可能

デメリット

1の壁:共用部になり加工を伴う利用は不可
2の壁:1の壁と比べると実質の部屋面積が狭い

メリット・デメリットが相反していることが分かるね。
その他、遮音・熱など室内環境の違いもあるがココでは省略する。

コンクリート直壁・戸境壁、これはダメ!!

長々と話したが、この記事ではお伝えしたかったのは直壁の注意点。
その注意点とは、、、、
直壁となる戸境壁、加工はNG!

コンクリート壁になるため加工は容易ではないが、道具があればできること。
加工の大きな例は穴を開けること。
・家具固定
・壁掛けテレビ
等々
戸境壁を利用し加工する。
あなたが実際に工事をする立場でなくても、各業者の知識不足により行われてしまうこともある。
区分所有法違反に問われてしまうから注意。
今一度、あなたのお住まいの戸境壁を確認してみるといいと思う。

  

ー追伸ー
今回、戸境壁の話をした理由がある。
それは、中古マンションサポートにてショッキングな出来事に遭遇したからになる。
ショッキングな出来事とは、構造躯体となるコンクリート壁をリフォームで壊してしまっていたこと。(大きな間取りのため、室内に戸境壁でない構造躯体壁が存在する)
管理会社に適切な報告をし壁撤去が行われているのであれば、責任の一貫は管理会社にもあるが、そうではなかったらしい。
 
これは極めて稀なケースになるが、コンクリート直壁(戸境壁)加工はあり得る話し。
そのため、今回は戸境壁の話をさせて頂いた。

   

マンション購入サポート
住まいの調査団
住まいの調査団は、実際にあなたのマンション購入のお役に立てます。
・新築マンション内覧会チェック
・中古マンション住宅調査
・マンション契約前相談

ABOUT US

野城郁郎
野城郁郎暮らしと住まいのアドバイザー
学校を卒業してから、ずうっと家に関わる仕事です。言い換えれば家しかしらない家ばか。そして僕のちょっことハッピーはゆったりと過ごすカフェのひと時。